生活

中古マンションを購入して失敗したと思った3つの理由

私は40代の時に一人で住むことになり、それまで住んでいたマンションから引越しをしなくてはいけなくなりました。

賃貸か購入か迷いましたが、仕事柄、楽器を演奏できる家を探さなければならず、賃貸だと高くて狭い部屋しかなかったので、中古マンションを買うことにしました。

最終的に、駅から徒歩7分、2DK 44平米、築37年のマンションを購入しました。

その時に、「あー失敗した」と思った点がありましたので、そのことを書きたいと思います。

これから中古マンションを購入しようとお考えの方、ぜひお読みください。

中古マンションを購入して失敗したと思った3つの理由

リフォームがいい加減だった

私が買ったのは、前の持ち主が賃貸に出そうと思ってリフォームした物件でした。

1年ぐらい、借り手が見つからなかったそうで、交通の便もいいのに、おかしいなと思いました。

建物が古いのと、間取りが悪い、お風呂がダサかったから(バランス釜で外に煙突が出ていた)かもしれません。

でも、パッと見は綺麗だったし、角部屋だし、1人で住むには問題ないかなと、即決してしまいました。

この物件を見る前に、いくつかマンションを見たのですが、気に入って申し込んだのに、タッチの差で他の人にとられてしまったことが2回もあったからです。

しかし、実際住んでみると、まあお粗末なリフォームで、不動産屋さんに言って何ヶ所か直してもらいましたが、保証期間の3ヶ月を過ぎてからも、色々不具合がありました。

こんなことなら、下見の時に建築関係に知識のある友達についてきてもらえば良かったとすごく後悔しました。

大規模修繕が思ったより大変だった

私が引っ越して3年目にマンションの大規模修繕がありました。
築40年のマンションだったので、本当に大がかりな修繕でした。

まず、ベランダの手すり。
鉄製で結構錆びていたのを取り外して交換。多分アルミになったと思うのですが、取り外す時に、ものすごい騒音でした。たまたま仕事が休みで家にいたので運が悪かったですね。

それから、共用廊下の壁の塗り直し。
私が引越した時は、壁の塗装があちこち剥がれて、結構悲惨な感じでした。
その塗装を一度全部剥がして新しく塗り直したのですが、剥がす日は玄関の出入りもできないような状況でした。
仕事に行かなければならなかったので、仕方なく出ましたが(^^;;

他にもあちこち修繕してましたが、約半年間ぐらいは、足場が組んであるので窓をいっさい開けられないし、工事の人が出入りしてなんか落ち着かない感じでしたね。

耐震性が低かった

このマンションは1981年の建築基準法改正前の建物なので、耐震性が低いことは知っていましたが、耐震診断をしてもらった結果、コンクリートの強度がすごく低いことがわかりました。

たまたま耐震診断を受けた時に管理組合の理事をやっていたので、診断結果も早く知ることができたのですが、階ごとのコンクリートの強度を調べたら、自分の階が一番低かったのです。

それもショックだったのですが、耐震の補強工事をしたくても、建物の周りの土地が狭いため、できないというのです。

一つだけ、ベランダに面している窓に補強を入れるという方法がありましたが、それだとベランダに出られなくなってしまうので、無理でした。

建て替えをするには、所有者の5分の4の同意が必要で、どう考えても難しい状況です。

結局、耐震診断はしたものの、現状では何もできないということになりました。

やはり中古マンションを買うなら、新耐震基準のもののほうが安心できるということが分かりました。

まとめ

私が中古マンションを買った時の失敗談をお話ししました。

40代で、定年退職までにローンを返せるようにと、価格重視で選んでしまったのが良くなかった気がします。

このマンションは、結局8年半住んで買い替えをしたのですが、買った時より200万安い額で売れました。もう少し頑張れば買った額で売れたかもしれません。

マンションは築20年を過ぎると価値がほとんど下がらなくなるらしいので、今考えるともう少し高くても新しいものを買えば良かったなと思います。

家は財産なので、「安物買いの銭失い」にならないように、よく見てよく考えて買わないといけないですね。

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